2009年12月29日今年最後の営業日になりました。
朝から店頭で今年一年のご愛顧をお客様に挨拶させていただくと、
良い年をお迎えくださいと声を返していただきました。
今年も多くのお客様に支えられながらこの日を迎えることができました。
そしてフロコレがこうして苦しいながらも存続し、最終日を迎えられるのも
共に会社を支え、知恵と汗を流してきた従業員のみなさんのおかげです。
本当にご苦労さまでした。
来年は今年以上にお客様や従業員に、良い結果を残すべき積み重ねを怠ること
なく少しでも多くの花を日本全国の生活者に伝え、社会にとって必要とされる存在
になれるよう努力していきます。
そんな折、一件の小売店様の年内廃業を知らされました。
この業界をリードしてきた小売店が無くなることは、大変寂しいだけにとどまらず、
何か悔しい思いが残るニュースでした。
私は、子供の頃、母方の祖父にかわいがられて、学校が休みになると祖父の
仕事を手伝って小遣いをもらっていました。
私も独立して花屋を始めたばかりのころ、遠のいた祖父の家に行くと必ず仕事は
どうかと訪ねては、「毎日、正直に一生懸命やれば必ず上手くいく」
と励ましてくれたことを今でもよく思い出します。
先月には、その祖父の十七回忌の法要をすませました。
出来ることならその祖父に、また励ましの言葉をもらいたい気分ですが、
人ひとりだけの頑張りだけでは解決できない問題が、
今の時代には在るように思えてなりません。
こと花業界に関しても、すべての問題解決の根幹である需要の喚起についても、
時機を逸することのない早急な対応の必要を実感しました。
明日は、私1人で店を開けます。
毎年、店頭販売が動き出した花屋さんが、足りない物を探しに来てくださいます。
残った物ばかりですから、有り難い限りです。
明日は、今年一年の反省会を1人でやって仕事納めとしたいと思います。
白髭